深圳に行ってみるやつ - day 2 -
3/28 二日目です。
今日はElecrowの工場に見学に行きました。
普段からElecrowは利用していて、担当のLilyさんがとても良く頑張ってくれるので、会ってぜひお礼をしたいなと思っていたのです。普通逆なのかもしれませんが、工場見学はついでです(笑)
気付いていなかったのですが、Elecrowは華強北からは電車で少し離れています。最寄りの固成駅まで50分くらいでした。( ↓ 赤丸のところ)
ここの駅の周りは、華強北周辺とは異なって、イメージの中国っぽいところがあります。
街中
敷地内の様子
入り口まで少し迷いましたが、なんとか到着して見覚えのある受付でLily さんに会いました。
いよいよ工場見学です!!
<工場見学>
オフィス内は整然としていて廊下も綺麗です。壁の絵が遊び心があって楽しいですね。
最初に紹介されたのが、開発室。ここで自社製品の開発を行っているそうです。
壁にはセンサーモジュールなどがたくさん☆
次は工場エリアです。ここからジャケットと靴カバーの着用をしました。
最初は基板作成エリア
リフロー機は何台かあったのですが、全自動のSMD用リフロー機と、TMT(スルーホール)に対応しているリフロー機がありました。手はんだする場合もあるとのこと。
ここのエリアの流れですが、品質チェックはちゃんとしていて、色んな工程の場を見ることができました。
<納入された部品の抵抗やキャパシタをチェック>
<リフローで流す前のチェック>
<BOMデータと設計データをチェック>
チェック、チェック、チェック、大変頼もしいです。
次は設備
50台程度の基板であれば、こちらのマウンタを使って作成するそうです。
ステンシルの棚 こうやって保管されるんですね。ステンシルって初めて現物を見ました。このステンシル、結構安いし、ステンシル自体を買うこともできます。
写真撮りそびれましたが、在庫部屋なんかもありました。
次、作業場
手ではんだ作業を行うものなどは、こちらで作業員が作業します。Elecrowの製品「crowPi」を沢山作っていました。
ファーストサンプルのチェックなどもここで行うそうです。写真で送ってくれる初期サンプルはここでやっているようですね。
こちらは別フロアのアセンブルライン
ここでもcrow Pi を組み立てていました。
レーザーカッターで作成されたフレームの山
<ぜひ見たかったモノ>
これうちで発注かけていたもので、どんなところで作られているのか見たかったんです。自分で設計したものがこうして作ってもらえているのも感慨深いですね。
工場を見学した後は、Davidさんがプレゼンルームで会社について説明してくれました。知らなかったのですが、Elecrowの製品のcrowPiは教育向けに沢山出荷されているんですね。数千台とか売っているそうです。
説明の後には、最近のモジュールの話とか自社製品の話とか色々できてよかったです。
何より丁寧に案内していただいてありがたかったです。
Many Thanks to Lily and David. I appreciate your help to understand your company ! !
最後に。
Elecrowさんは、基板のイメージが強いですが、実は3Dプリント、レーザーカッター、CNC、組み立てとか色々面倒を見てくれるので、悩まれている方は相談してみると何か解決の糸口が見えるかもしれないですよ。
<今日の食事>
お昼にLilyさんが食事に誘ってくれました。
湖南省の料理だそうです。
白身魚 身がふわっとして美味しかった。
空心菜とカモの焼き物と辛いキノコの炒め物。どれも中国感満載!
下のは、スープを飲んでいるのではなく、お茶で食器を洗っているところです。
広東省の習慣で器や箸は、食事前にお茶で洗い流すそうです。奥のボールは洗うのに使ったお茶を捨てるボールなんですって。
Lily さんはもともとこの業界ではなかったそうですが、2年前くらいから勉強して今頑張っているそうです。深圳には15年くらい前から住んでいるようで、最近の変化はやっぱすごかったって話していました。Elecrowには色んな国の人がやってくるそうで、アメリカ、ドイツ、モスクワ、インド、インドネシアなどなど、だそうです。売上的にはアメリカ、ドイツ、日本が15%ずつくらいあるそうです。
今回見学させてもらって、やっぱり実際に会って話して、現場を見て相談するっていうのは一番間違いないんだろうな、と思いました。
個人的には相手の顔がわからないで仕事するのも嫌なので、担当者と知り合えてよかったです。今後一緒に仕事していくのも楽しみですね!!