t-yosh’s blog

元ソフトウェアエンジニアが、モノづくりについて学んでいるブログです。モノづくりに必要なハードウェア・ソフトウェア・デザインのことを書いています。

ハードウェア (筐体)

NOMAD 883 - Tutorial 1

NOMAD 883 が納品されました。 ペイパルで支払いして、アメリカから無事に到着しました。 開梱してチュートリアル1をやってみました。 https://docs.carbide3d.com/tutorials/1-wrench/ チュートリアル1は2Dデータから切削するやり方です。 終わってしまえば…

CNCの検討

FDM形式の3Dプリンターを試作に使用していますが、限界を感じてきたため、精度が出る機材の検討を行っています。 候補としては、SLAの3DプリンターかCNCを検討しています。 卓上CNC(3Dモデリングマシン)を見学してきましたので、ここにメモしておきます。 …

深圳に行ってみるやつ - day 4 -

3/30 4日目 今日は今回のメインイベントである金型屋さんとの打ち合わせと工場見学でした。 工場は広州にあり、深圳駅から電車で1時間20分くらいです。 深圳から、東莞越えて、広州へ。地理的にはこんな感じなんですね。 今回、写真はあまり出せないのですが…

深圳に行ってみるやつ - day 1 -

突然ですが、深圳に来ています。 色んなところで、本を読んで、基板を頼んで、Aliexpressで買い物して、話を聞いて、観察会のことを調べて、やっと来れました。待望です! 目的は工場の訪問と打ち合わせがメインなのですが、深圳来たからには、まるっと使え…

電子ポット 分解 2/3

電子ポットの分解の続編です。 蓋を分解していきます。 見えているネジを外すとこうなります。 内蓋 内蓋と蓋ははめ込みになっています。 蓋の部品の構成、電子ポットとしての蓋を外すための機構があります。 この部分のはめ込みは押し込むとはまるようにな…

電子ポット 分解 1/3

久々の分解は少し大物です。壊れてしまった電子ポットです。 では土台のほうから行きます! 土台はこのようになっております。 ネジを外すとコネクタが見えます。 さらに分解するとこんな感じです。 コネクタを分解すると、モジュールとコードになります。 …

FUSION360 ACADEMY

FUSION360 ACADEMY に行ってきました。 台風で開催されないかも、という懸念はありましたが、当日は特に予定変更なく開催されて良かったです。 今回はACADEMYとMeetUpの同時開催いうことで、12:00 から 21:00 という長丁場でした。 自分が受けたクラスは以下…

分解ネタ - その4 Brite-POT -

小ぶりな分解ネタが続きますが、電気部品のない製品です。 Nestle Brite-POT !! ネスレのブライトをちょうど良い分だけ出してくれる製品です。ネスレブライトの定期お届け便で一定金額以上注文するともらえる販促品です。15000名様限定 https://shop.nestle.…

ナイロン樹脂にマット塗装

<ナイロン樹脂の塗装> 3Dプリントサービスを使うとナイロン樹脂の筐体を作成できますが、 ナイロン樹脂にマット塗装するとこんな感じになります。 写真だとちょっとテカってますが、実際は竹炭とかの雰囲気に似た感じです。 ナイロン樹脂は表面の磨きサービ…

Fusion360 で中間フォーマット出力する方法

他の会社の方や、取引先の金型屋さんとのデータのやり取りがある場合は、[ .STEP ] [.iges] といった中間ファイルでやり取りするのが一般的なようです。 Fusiono 360で出力できるフォーマットは以下なので問題ないですね。 IGES ファイル (.igs .iges) SAT …

分解ネタ - その2 マウス -

二回目の分解ネタです。今回はマウスです。 Logicool M325というマウスで、かなり定番のものかと思います。私のは変った模様で気にいっていたのですが、クリックがダブルクリックになってしまう問題が頻発したので買い替えましたので、いざ分解してしまいま…

Fusion360 Eagle連携チュートリアル

2018年の初投稿は「FusionとEagleの連携チュートリアル」のお試しになりました。 以下のリンクで試したあとに、自前の基板想定でやってみました。 https://knowledge.autodesk.com/ja/support/fusion-360/learn-explore/caas/video/youtube/watch-v-ebqvLY37…

材料の基礎とテスト関連のセミナー

プラスチック材料と検査関係のセミナーに行ってきました。 プラスチックを使って製品開発していく上で、問題が発生したときにどう対応していけばよいか、ということをイメージして受講しました。 題目としては以下です。 ・プラスチック材量の基礎 ・非破壊…

M5STACK ハードウェア

M5STACKを買ってみました。けっこう感じがいいですね。電源を入れるとシャキーンと音がなったあとに、グラフィックのテスト画面とか、Wi-Fiのスキャン、SDカード、ボタンとかのチェックコードが走ります。 起動音が割れていたり、スピーカの異音がしますが、…

Fusion 360 [モデリング]

前にセミナーか何かでアンケートに答えてたらしく、AutoDeskさんから「Fusion 360 Masters」という本が送られてきました。前に立ち読みでチェックはしていましたが、ラッキーですね。 レンダリングの学習中だったので、参考になるところが結構あって助かりま…

水漏れセンサーシステム作成 <その10 完成して設置 >

更新が遅くなりましたが、作成していた水漏れセンサーですが、無事完成品を設置してきました。 ケーブル周りはすっきりと設置してもらえました。主電源は切れないのでUSBのスイッチでハードリセットできるようにしてあります。(右の写真) 前回やると予定して…

Nano Pi Neo2 starter kit

こちらの記事を眺めていたら、スターターキットが楽しそうなので、買ってみました。 NanoPi NEO/NEO2購入まとめ – がとらぼ 公式はこちら http://www.friendlyarm.com/index.php?route=product/product&product_id=190 公式サイトにて、スターターキット35ド…

電子ペーパー

WROOM-32 で動かしている動画とかサイトを見かけたので、電子ペーパーを色々買ってみました。 1.54 inch e-Paper Display with&nbsp;ESP32macsbug.wordpress.com 購入したのは以下の3つ。赤色を見てみたくなりました。 モノクロ1.54インチ 14.23ドル 3色 1.5…

水漏れセンサーシステム作成 <その9 筐体設計3 >

前回、本体部分の筐体の設計が完了しました。 DMMmake で3Dプリントしたものが到着しました。かなり早く届きましたね。DMMさんに感謝☆ サイズ狙い通りです!ブザーのボリュームのアイコンも付けました。 WROOM32についていた電源LEDは赤が透けてしまうので、…

水漏れセンサーシステム作成 <その8 筐体設計2 >

筐体の設計中です。 3Dプリンタで出力しました。うちはBS01というボンサイラボさんの3Dプリンタを使用しています。 左の出力1回目のモデルはボタンの穴が小さく入らない、USBの下のケーブルのおさまりが悪い、というのがあったので、右の2回目で修正しました…

水漏れセンサーシステム作成 <その7 筐体設計1 >

前回パーツの3Dデータを作成してレイアウトを決めました。 今回は筐体の設計をしました。大体の形を決め、外径を作成した後に、各パーツを切り抜いて作成します。 Fusion 360 は断面解析などもできるので、設計途中でミスがないかなど確認しながら進められる…

水漏れセンサーシステム作成 <その6 筐体設計 準備編>

水漏れセンサーシステム作成の続きです。 基板とパーツの実装が済んだので、これから楽しい筐体作成です。 Fusion 360を使って筐体を設計します。 ケースの設計を始める前に各パーツの3Dデータを作成します。 以下のモジュールのデータを用意します。 WROOM-…

水漏れセンサーシステム作成 <その4 モジュール動作確認>

雨水センサーを使った検知システムの各モジュールの動作を確認しました。 モジュール動作確認 圧電スピーカーから音声発生 ブザー音量調整 LCDの文字列表示 GPIOエクスパンダデータ読み込み GPIOはWROOM-32に直接でもできるのですが、ケーブル本数が多くなっ…

分解ネタ -その1UVCカメラ-

ハードウェアは実際に手に入るという利点があります。分解はけっこう勉強になるところが多いので、分解ネタとして記録していこうと思います。あまり詳細な解説はできませんが、お付き合いください。 今回、中を開けてみたのはメジャーなUVCカメラです。 分解…

ネジ

ネジは本当に色々あるので、選ぶときにどれを選ぶのよ!? となることがあるので、 見るべきポイントをまとめます。 デバイスに使う際におさえるポイントは (1) 締結力 (サイズ、長さ、ピッチ、種類) (2) 作業性 (種類、ピッチ) (3) 耐久、防水性など(材…

モック作成

ものづくりセミナーでモック作成に挑戦しました。 1 石膏3Dプリントによるモック 2 アクリル板のケース 3 UVプリントネームタグ セミナー自体はモックを作るテーマではなくて、デジタルものづくりを体験するということなのですが、せっかくの機会なので商品…

筐体の設計において、有益なリンク

樹脂成型品の量産設計についてわかりやすいリンクを教えてもらったのでメモしておきます。 金型設計屋2代目が教える 「量産設計の基本」http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/kw/kyanagata.html 書いてある内容抜粋 ・ヒケ、ショートショット、ボイド・抜き勾配…

ガラス部品ってどう作るの?

パーツとしてガラスが使用される製品は色々ありますが、その部品ってどうやって試作するの?どこに頼んで作るのか?気になったので、少し調べてみました。 手がかりとしては、参加しているセミナーでお聞きした内容。 ガラスの部品ってどうやって試作すれば…

金型設計

金型設計の勉強中です。 これまで3Dプリンターでの設計、造形をしてきました。開発における3Dプリンターの利点は数多くありますが、あくまでプロトタイピングツール、試作開発に使用することがメインだと思います。最近、3Dプリンタ品を量産品に使用する例…