t-yosh’s blog

元ソフトウェアエンジニアが、モノづくりについて学んでいるブログです。モノづくりに必要なハードウェア・ソフトウェア・デザインのことを書いています。

TOTOミュージアム 

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九州の小倉にあるTOTOミュージアムに行ってきました。トイレや水廻りに関する歴史や文化の変遷を見ることができます。また、ウォシュレットやトイレ陶器に関する技術的な展示も多く、とても面白く見学できました。

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広いミュージアムで内容盛りだくさんなので、面白かった展示を少しだけ紹介します。

<トイレ陶器の生産>

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↑ 焼く前(右)と焼いた後の便器(左)

便器は陶器なので原料を焼いて作るそうですが、これくらい収縮するそうです。便器くらいの大きなサイズになると焼く前とのサイズの違いが大きいですね。角ばった形に焼きあげるノウハウがすごいです。

 

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↑  昔陶器を焼くために使用していた窯

スケールが凄いです。家よりでっかいようなサイズの窯で焼いていたとは想像してなかったですね。焼く場所によって火加減が違うので置く場所を選定したりしていたとのこと。現在はコンベアのようなラインが200mくらいの長さの窯になっていて、1日くらいかけて流して焼いてるそうです。

 

<便器の変遷>

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↑  昔の便器から近代の便器

今ではウォシュレットや水洗式トイレはどこも綺麗で当たり前ですが、水洗式トイレの前は江戸時代と同じような木製の汲み取り式トイレだったんですね。我々の世代だと汲み取り式は祖母の家でギリギリ見たことあるくらいな感じです。

 

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↑ ウォシュレットの節水化

ウォシュレットの水量が減っていく様子が見れます。タンクが別体式と一体型がありますが、開発が進んで進化している様子がわかります。

 

普段何気なく使っているトイレですが、日本のトイレが今綺麗で使いやすいのも色々な活動の上でできてきたものだなぁと思いました。考えてみれば当たり前のことですが、トイレを見る目も少しかわったので、良い見学になりました。

 

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