t-yosh’s blog

元ソフトウェアエンジニアが、モノづくりについて学んでいるブログです。モノづくりに必要なハードウェア・ソフトウェア・デザインのことを書いています。

成功者の告白 神田昌典

f:id:t-yosh:20181003005547j:image

最近、本の話が多くて恐縮ですが、読んでて色々な気づきもあり良かったので書いておきます。これも知人から紹介された本です。

起業してから成長カーブをたどる間に起こる様々な困難を会社と家庭の両面から紹介する小説です。読み口としてはThe Goal のような感じですかね。主人公とメンターの対話がメインにあり、主人公に起こる出来事から事態を観察する感じで話が進みます。

会社が成長する過程で様々に状況が変化していきますが、それが実はシナリオ通りの出来事で予測可能な事態である、だからその場面に直面してもビックリせずに冷静に対処しましょう。という内容です。

あまり意識していなかった点で知ってよかったと思った内容は以下のようなところでした。

・企業文化の醸成の上で初めて実務的なシステムが回るようになる。

 → 単に実務を指示するのではなく、理念や姿勢、思いの共有がまず大事。

・企業の成長の過程で主役が変わる 起業家と実務家のフェース、実務家と管理者のフェーズ。

 → 実務をバリバリこなすステージから、一企業としてシステム化するステージ、実務家と管理者という役者の違いは意識していなかったので勉強になりました。

・グッド&ニュー

 → 良いこと、新しい出来ことを、毎日披露することで組織の風通しがよくなる、という取り組み。詳細は本を読んでほしいですが、ポジティブな雰囲気を蔓延させるためのちょっとした時間でできる活動です。つらい時でも物事をポジティブにとらえるのはほんと大事ですよね。

なんか題名とか好き嫌い別れる本だとは思いますが、普通に勉強になりました。小説なので読みやすいのもいいですね。私もオススメします!