分解ネタ -その1UVCカメラ-
ハードウェアは実際に手に入るという利点があります。分解はけっこう勉強になるところが多いので、分解ネタとして記録していこうと思います。あまり詳細な解説はできませんが、お付き合いください。
今回、中を開けてみたのはメジャーなUVCカメラです。
分解は簡単で、土台と裏側に見えているねじを外すと、基板が取り出せます。
筐体は基板を挟み込むようになっており、基板は筐体にねじで固定してありました。また、ケーブルはコネクタになっているので、コネクタを外すことで基盤を取り出せました。
基板は結構シンプルですね。表面にレンズ、マイクロフォン、メインぽいチップ、小さいチップ、裏側にコネクタ、チップ。部品点数はそれほどなく余っているエリアが目につきます。
カメラのレンズは基板にねじ止めされているので、ねじを外すと取れました。
気になる搭載チップなどですが、アップして確認してみます。
メインのチップは、REALTEK RTS5822とあり、検索するとすぐ出てきます。
チップのページ(Realtek)を見るとカメラ用のCPUであることがわかります。Chip上にカメラコントローラ、UVCカメラコントローラー、LEDドライバーなどが搭載されているようです。対応のCMOSセンサーの型番が載っていますので、そのうちのどれかのCMOSセンサーを使っていそうですね。
横にあるもう一つのチップは、AL33G 15468 と書いてあり、AL33Gで検索するとレギュレータのようですね。
裏側には小さなレギュレータ、コネクタ、もう一つチップが目につきます。左上のチップはMXIC25L5 まで読めるので、調べると[MX25L5121E]だろうと思います。フラッシュメモリです。
全体としては、こんな感じかと思います。部品点数も少なく、onChipでほとんどの機能が入ってしまっている感じですね。
カメラ用のコントローラとCMOSセンサーがあれば、割と簡単に設計できるのではないかと思っていしまいますね。
参考ですが、分解ネタで詳しく書いていらっしゃる方のブログも面白いので紹介します。こちらはアクションカメラの分解されてます。